キスに恋して…最終章

告白してやるよ

「よく覚えてないんですが、相談役とか何か…先生は好きな子がいて楓に話を聞いてもらってるとか…そんな感じだったかなあ〜遠回しに話されて、サッサと付き合ってるって言えばいいのに焦らしやがったんですよ〜だから頭にきて、話の途中で帰ったんです」


あの時、二人を見て、勝手に付き合ってると思い込んだことに、酔っ払ってる俺はなかなか気付くことが出来なかった


「遠回しじゃなくて本当にただの相談役だったんじゃねえの?」


「さぁ?知りません…」


「だから、その投げやりな態度よせよ!もう一発いるか?」


酒井さんは右手を握りこぶしにした


「いえ…」





< 205 / 433 >

この作品をシェア

pagetop