キスに恋して…最終章
エピソード7

告白だったなんて

pipipi…pipipi…


私は二日酔いもなく、いつもと同じように携帯のアラームを止めた…が鳴り止まない


pipipi…pipipi…


手にしたものは携帯ではなく、テレビのリモコン


「あれ?携帯…携帯っと…」


pipipi…pipipipi…


鳴り続くアラームの音を頼りに携帯を探した


どうしてないの?


布団の中にあるようなこもった音じゃない


いつまでも鳴るアラームがうるさく感じて朝から苛立つ


ベッドの下を覗いた


「あった!」


壁とベッドの隙間から下に落ちたようだ


とりあえず手を伸ばすが届かない


「楓?何してるの?アラーム、下まで聞こえるわよ?」





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