キスに恋して…最終章
昨日のことを話そうか悩んだ


先生に話しても、何も覚えていないのは変わらないし、誕生日に1人寂しく部屋で飲んでたなんて…情けなくて知られたくない


私は黙々とランチを頬張る


食後のコーヒーを飲み、ちょっと気持ちが落ち着いてきた


「先生…」


「なんだ!?」


先生はコーヒーを飲みながら私を見た


少し上目遣いの先生…


きっとその優しい目に女性は弱いんだよね


頼りたくなっちゃう目


その目に見つめられると何でも話したくなる


先生は私の相談相手だよね?


先生、良平のこと…気になったりしてる?


聞いてもらってもいいのかな?





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