キスに恋して…最終章
「笑い事じゃないですよ…何て言ったか不安で仕方ないんですから」


「悪い悪い…それにしても、夢と勘違いするか?普通…」


「飲み過ぎてたんですよ」


「誕生日だから飲みに出てたのか?」


「部屋で1人で飲んだんです…」


どうせ笑うんでしょ?


先生に笑われるの慣れたもん


先生の口から、からかう言葉が出ると思ってたのに、私の耳に入ってきた言葉は違っていた


「じゃ、俺、誘えば良かったな」


誘えば?って?


「そういえば、前、誕生日に食事をご馳走してもらいましたね」


「ああ…そうだな…毎年、お前の誕生日、俺が一緒にいてやろうか?」






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