キスに恋して…最終章
並んで歩くのもオカシイので、私はわざとゆっくり歩いて先生の少し後ろを歩いた


先生も特に振り返って私を見ない


だんだん先生が遠くなる


ちょっと寂しい気がした


職員専用入口のドアが見えてくる


先生は振り向きもせず、もちろん手を上げることもせず、そのまま小児科の方へ行ってしまった


そんな先生の姿が気になりながら、私はそのまま受付に戻り、仕事を始めた





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