キスに恋して…最終章
そう言いながら、良平は私を抱き締めた


「だって…ごめんね…」


勝手に良平誘って、チケット渡して返されて…


私が勝手にしたことなのに、墓穴掘っちゃって気付いたら泣いてんだもん


呆れちゃうよね


「いや…ごめん…俺の言い方が悪かった」


抱き締めたまま謝る良平


「いいよ…謝らないでよ…」


すると、私を抱き締めている良平の腕が緩み、良平の右手が車のダッシュボードを開けた


カタン


何かを取り出してダッシュボードを閉める


良平は私から離れて私にあるモノを見せた


「コレって…」





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