キスに恋して…最終章
「観覧車?」


良平の少し嫌がる顔


「あ…良平、高いトコ…苦手なんだっけ…」


じゃ、観覧車ムリだね


な〜んだ…ガッカリ…


ううん…良平がイヤなことなのにガッカリとか思っちゃダメだよね


「いいぞ!観覧車」


「へ?観覧車だよ?」


意外な答えにもう1度聞き直す


「だから…観覧車行くぞ」


良平はそう言うと、サッサと歩いて観覧車乗り場に向かう


追いついた私は良平の腰辺りをポンッと叩いた


「いいの?大丈夫?」


「大丈夫だよ!」


振り向きながらちょっと苦笑い


「ありがとう」


もしかして良平…私の為にムリしてくれてるの?





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