キスに恋して…最終章
紙袋にチョコレート2つを入れて、二人のいる売り場へ戻る


「楓!いつの間に買ったの?」


二人が駆け寄り私の紙袋の中を覗こうとした


「ちょっと見ないでよ〜」


私は紙袋の口を摘まむ


「あれ?2つ買ったの?」


亜矢の声に葵が反応しないハズがない


「良平…にもあげるとか?」


「ち、違うよ!お兄ちゃんだよ」


咄嗟に出た嘘


「ふ〜ん…そう?」


明らかにバレてる感じ


良平とは以前、学校で話した時に、お互いに彼氏、彼女を大切にしようと話したし、まぁ…キスしたこともあるし、プレゼント交換したりもしたけど





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