キスに恋して…最終章
「寒いね〜早く帰ろ!」


「うん」


私達はチョコレートを大事に抱えてそれぞれ帰路についた


明日、渡そう


忘れないように鞄に入れる


直哉には朝、あげるから良いとして…一応、良平の分も…


部屋に月明かりが入る


前に良平にメールしたことあったっけ…


月が綺麗だよって


懐かしいなぁ〜


あの頃の私は良平の気持ちも自分の気持ちもわかんなくて…


メール1つするのにもドキドキしてたっけ


もう少ししたら卒業だし、良平にチョコレートなんてあげることもないだろうから、今回はやっぱりあげたいな


初めて好きになった人だもん


麻衣ちゃんごめんね


これで最後にするから





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