キスに恋して…最終章
私がココにいるのに?


女の子達って気にならないの?


ただ、自分の気持ちが相手に伝われば、それでいいの?


「直哉、私、先に行くね…」


そう言って立ち止まらずにスタスタと歩いた


ガシッ


「!?」


直哉が私の手首を掴む


「あ〜ワリイ…俺、彼女いるから、受け取れねえ!でも、サンキューな」


「先…輩…」


そしてそのまま、私の手首を掴んだまま何事もなかったように歩く


「直哉?」


「何?」


私の顔を見ない


「いいの?」


「何が?」





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