キスに恋して…最終章
私は色とりどりの花火を見上げながら、本当に人の未来って、過去に影響されてるんだって思った


大好きだった浩ちゃんと別れた時は、死ぬ程辛かったけど、それがあったから、今、良平といれる


勝手にそう思いながら、人生を振り返った


花火もクライマックス


何発もの花火が一気に上がり、空一面が輝いた


歓声が響き渡る


良平はその大観衆の中、私の手を引いて、人混みから抜け出した


「帰るか」


「うん」


花火が終わったのが21時


車に乗って、お腹がクゥ〜


良平に聞こえてませんように





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