キスに恋して…最終章
葵を送って帰り道


車の時計は朝の9時


私は良平に会いたくて、電話をかけた


「ん?…もしもし…」


「あ、良平?おはよう〜もしかして寝てた?」


良平、朝弱いから…


「どした?」


「今ね、葵と亜矢と初詣行って来たの。でね…今、公園の駐車場」


会いたくてなんて恥ずかしい


「ふ〜ん」


ふ〜ん?そ、それだけ?


「ま、まだ寝るの?」


会いに来ようとかしないワケ?


「で?公園ってあの公園?」


「そう…駐車場に車止めてる」


「朝メシ食った?」


ハァ?今朝ご飯のことなんて関係なくない?




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