キスに恋して…最終章
こういうところは昔から変わってないんだよね


でも、幸せな私の心の裏には、またしても麻衣ちゃんの存在がチラホラと見え隠れして、心臓が痛くなるのがわかった


こうしていつも、麻衣ちゃんに会いに行ってたんだ


麻衣ちゃんを驚かせようと、急に会いに行ったりしてたんだ


麻衣ちゃんと…


麻衣ちゃんと…


麻衣ちゃんと…


「楓?」


運転をしながら良平が話しかけてくる


「な、なぁに?」


私は悟られないように、なるべく振る舞った





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