キスに恋して…最終章
「お疲れ様でした〜」


仕事が終わり、コンピューターの電源を落とす


「じゃ、また明日」


「はい。お疲れ様でした」


先輩達が先に出る


私はゆっくり帰る支度をした


「森下!終わったか?」


「先生、すみません」


受付内で話すと、誰が見ているかわからないので、外に出ることにした


中央玄関のところにバスが止まるので、自販機とベンチがある


ソコに誘って、私は話し始めた


「先生、私、良平が好きなんです。でも、良平のすること、話す言葉、全てが前の彼女にも同じようにしていたんじゃないかって思って、凄く嫌な気持ちになるんです…」





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