キスに恋して…最終章
今の私だったら、エッチなんてしちゃったら、麻衣ちゃんが重なって泣いちゃうかも…


「良平って長く付き合ってた彼女がいて、同棲したんだったっけ?」


「はい…」


プシュッ


私は缶コーヒーを開けて一口飲んだ


「簡単だよ!森下はその彼女と自分を比べてんだよ!自分が負けてんじゃないかって不安から、そんなこと、考えるんだ」


「比べてなんか…」


比べてなんかないよ…


「良平のお前に対する仕草や言葉は、お前だけのモノ!自信持てよ」


先生が私の肩を叩く


「でも…」





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