キスに恋して…最終章
「似たような仕草や言葉は、人間だから、してしまうだろう…

それはお前も同じだろ?きっと、前の彼女の付き合いの長さと同棲した事実が、お前をそういった気持ちにさせてるんだと思うぞ?」


先生はそう言うと、立ち上がり、缶コーヒーをゴミ箱に捨てた


「確かに、そう言われると、同棲したことが凄く引っ掛かってます…一緒に住んでたって、結婚生活みたいな感じですもんね」


私の心は先生には全部お見通し


心を丸裸にされたようで恥ずかしい気がする


「色々、考えても仕方ねえし、疲れるだけだぞ!今の良平はお前しか見てねえんだし、だったらそれでいいんじゃねえのか?」





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