キスに恋して…最終章
先生は私からチョコレートを受け取った


「私からは最初で最後のチョコレートですけど…」


言えた!コレを言わなきゃ、先生の気持ちをもて遊んでることになっちゃうから


「わかってるよ!良平といる期間が長くなって、結婚でもしたら、きっとお前の心は元の彼女のことなんか、考えなくなるから安心して良平んとこにいろよ!」


「はい」


「俺の相談役としての、最後の言葉だ!」


先生はそう言い、手を振って帰っていった


私はしばらくベンチに座り、先生の言葉を噛みしめてから、ゆっくりと立ち上がった


『安心して良平んとこにいろよ』


ありがとう…先生…




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