キスに恋して…最終章
「私の24歳の誕生日におめでとうって手紙がきてね、その中にこのチケットが入ってたんだ」


私はチケットを良平に渡した


直哉手作りの、1人1枚で永久無料のチケットが2枚


「あいつのやりそうなことだな」


すぐにチケットが返される


「それから春に、良平とココで会ったんだよね…」


私はチケットをバックに入れた


「連絡取ってんのか?」


「ううん、私と直哉は携帯の番号もアドレスも交換してなくて、ただ直哉から、誕生日に手紙が届くだけ」





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