キスに恋して…最終章
25歳の誕生日に貰った手紙には、自分の気持ちに正直になれよって書いてあった


もしかしたら、私と良平が葵の結婚式で再会して、付き合ってるって思ってるのかもしれないね


あの日の私は良平に嫌われたって思い込んで、1人でお酒飲んでたんだっけ…


良平連れて行ったら、直哉、どんな顔するのかなあ?


「何、1人でニヤニヤしてんだよ!」


良平が私の頬をつつく


「え?ニヤニヤしてた?」


両手を頬に当てて顔を隠す


思い出し笑いってやつかな


「アイツに会うのがそんなに嬉しいワケ?」





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