キスに恋して…最終章
「はい…」


出た!良平だぁ〜


震える声に気付かれないように、少し声のトーンを上げた


「良平〜?ごめんね…寝てた?」


良平の声を聞いた私の心は、現実へと戻りつつある


「ん?どした?」


良平の声を聞きながら、次の言葉が出ない


「ん?…ご飯…一緒に食べよ?」


「いいよ」


「また…寝るでしょ?起こしてごめんね」


電話を終えて現実に戻った私は、今が私の幸せだと信じ、そのまま車に乗ってデパートを出た





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