キスに恋して…最終章
「挨拶に行こうか」


「ん?誰に?」


挨拶?


「ま…後で…また…」


「う、うん」


黙ったまま繋がった手だけが熱くなる


良平…挨拶ってうちに?


ドキドキしている私


良平の車は静かにホテルに入って行く


いつものホテル…


良平はさっき寄ったコンビニで買った、お昼のお弁当とお茶の入ったビニール袋を持って、車を下りた


ドアを開けて中に入り、閉まる寸前、良平はいつも私にキスをする


「ん………」





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