キスに恋して…最終章
[何かあったんですか?]


[何でもない…メシどうする?]


とりあえず一緒に車まで行き、別々の車でいつも待ち合わせをしていたコンビニへ向かった


車を降りて、先生の車に乗る


「何が食いたい?」


「先生は?」


「ハンバーグ!」


「いいですよ。ハンバーグで」


「あ…お前の作ったのが…」


先生は運転しながら小さな声で呟いた


「え…っと…」


「いや…ごめん…お前の上手かったからさ…」


「ありがとうございます」


あの時作ったハンバーグ、わりと前なのに、まだ誉めてくれるんだ


私は嬉しかった






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