キスに恋して…最終章
そういえば、良平って、待つの嫌だったんだ


映画並ぶの嫌だから急いでるんだね?


スタスタ歩く良平の後ろをチョコチョコとついて行く私


良平とはコンパスの長さが違うんだから、私に合わせてよ


そう思っていた時、良平の歩くペースが遅くなった


合わせてくれているのか、私の前にいた良平が私の隣にいる


「ワリイ…お前の靴…気付かなかった」


良平はそう言うと私の手を握った






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