キスに恋して…最終章
「あの絵本…どうした?」


「あるよ?毎年誕生日には見てるもん」


「そっか…」


まさか俺も買ったとか言えねえな


「ありがとね」


「ああ」


私は高校時代の屋上でのキスを思い出していた


絵本と同じようにひなたぼっこをしている気がして、寝ている良平の隣で寝ちゃって…


寝たままであんな深いキスを、それも良平とするなんて思ってもみなかったこと





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