キスに恋して…最終章
コンビニまで15分


コンビニに着いた時、先生の車が止まっていた


先生の車の隣に車を止めて先生を見た


先生が運転席から手招きをする


私は車から降りて、先生の車に乗り込んだ


「先生…すみませ…ん…」


「どうした?」


そう言いながら車を出す


私は先生の優しさに甘えてしまいたかった


「なんとなく…」


そう言った途端、私の目から涙が出てしまった


「…っ…ひっ…く…」


先生は何も言わずに左手で私の頭を撫でてくれた


「すみ…ませ…ん…」


先生はしばらく車を走らせた


その間、私はずっと下を向いてハンドタオルで目を押さえていた


「ほら…着いたぞ」


先生の声…


着いたってドコに?






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