親友の正体はまさかの男!?



「分かってるけど、葵じゃないみたいだし…。あたしの知ってる葵は優しくて、いつも困ってると助けてくれて、そこにいる葵みたいに意地悪じゃない…。」



葵の顔を見て話を続けた



「こんな葵のこと、知らない。これは親友の葵じゃない」



その言葉を聞いた、葵は悲しそうな顔をした……


と思いきや、ニヤリと笑う


……え、なになに?
今あたし酷いこと言ったはずなのに…


何で、コイツは笑ってるのかな…?


何か嫌な予感がするんですけど


「じゃ、俺は親友じゃなくなったってことで、素の自分でいくから。」


…………え…
ずっと、この葵…?!


「………あはは…それはちょっと困るんですけど……」


葵は鼻でハッと笑った。




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