感方恋薬-知られざる月の館-
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今日もうららかな天気に恵まれて、のんびりとした放課後の一時、あたし達は生徒会室に呼び出しを食らって、生徒会長席の前に全員整列と相成った次第である。
そして生徒会長の冷静な物言いが、妙に迫力が有って、はっきり言って怖かったりする。
『廃部』
生徒会長から幸に渡された書面には一言そう、記載されていた。
幸はその書面を見ると、あたし達をぐるりと見回して情けない表情に成って行く。
「あの、え、っと、これは…」
あたしもその書面を覗き込みながら生徒会長におそるおそる訪ねた。
「あなたがた、この決定に対して、質問が有るなんて、間抜けな事は言いませんわよね?」
今日もうららかな天気に恵まれて、のんびりとした放課後の一時、あたし達は生徒会室に呼び出しを食らって、生徒会長席の前に全員整列と相成った次第である。
そして生徒会長の冷静な物言いが、妙に迫力が有って、はっきり言って怖かったりする。
『廃部』
生徒会長から幸に渡された書面には一言そう、記載されていた。
幸はその書面を見ると、あたし達をぐるりと見回して情けない表情に成って行く。
「あの、え、っと、これは…」
あたしもその書面を覗き込みながら生徒会長におそるおそる訪ねた。
「あなたがた、この決定に対して、質問が有るなんて、間抜けな事は言いませんわよね?」