感方恋薬-知られざる月の館-
「…いえ、別に、不服は…御座いませんが」
あたしは生徒会長の勢いに押されて、しどろもどろに答えたが、彼女はその態度にすら容赦しなかった。
「反省する位なら、あんな実験、行わないで頂けますか?」
「は、はぁ、何とも…」
うーん、反論できる材料が無い。
幸、何とか言えとちらりと視線をやって合図すると幸は胸を張って堂々と生徒会長に抗議した。
「そうは言われましても、科学の世界は、未知数の事が多く御座います。我々は、不測の事態を、一生懸命予測して対策を行いますが、いかんせん…」
そこまで言った処で生徒会長が幸の言葉をひったくった。
「世の中限度って言う物が有御座いますの」
あたしは生徒会長の勢いに押されて、しどろもどろに答えたが、彼女はその態度にすら容赦しなかった。
「反省する位なら、あんな実験、行わないで頂けますか?」
「は、はぁ、何とも…」
うーん、反論できる材料が無い。
幸、何とか言えとちらりと視線をやって合図すると幸は胸を張って堂々と生徒会長に抗議した。
「そうは言われましても、科学の世界は、未知数の事が多く御座います。我々は、不測の事態を、一生懸命予測して対策を行いますが、いかんせん…」
そこまで言った処で生徒会長が幸の言葉をひったくった。
「世の中限度って言う物が有御座いますの」