夏色の恋【完】
そんな私に、北斗はUFOキャッチャーで取ったパンダをプレゼントしてくれた。


嬉しくて、その勢いでプリクラを撮ろうと誘ったけど、絶対イヤだと言って撮ってくれなかった。


また拗ねてみたけどさっきのようにはいかなくて、私はトイレに行くと言って隣にあるコンビニで使い捨てカメラを買って来た。



そして1人、ゲームに夢中になっている北斗に、こっそりシャッターをきっと写真を撮った。


「何してんだよ!?」


フラッシュが光ってバレてしまい、カメラを取り上げられそうになったけど必死に守った。



それから隙をみては写真を撮った。



そのたびに北斗は不機嫌になったけど、諦めたのかカメラは没収されなかった。
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