夏色の恋【完】
最後の日のデートの時私を見て、


『キレーだな』


と言ってくれた北斗。



そして、


『好きだよ』


と言った私に、


『知ってる』


と答えた北斗。




目をつぶると思い出すのは北斗のことばかり……。



私はこんなにも北斗のことを好きになっていたんだ、と今更気づいた。



どうしてもっとちゃんと、北斗に伝えなかったんだろう……。



こんな想いをするくらいなら、傷ついてでも伝えるべきだった。
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