夏色の恋【完】
麻衣が出掛けてから、私はこの大きな家に1人だった。
北斗と海くんは昼頃出て行ったきり戻って来ていない。
リビングのソファーに座って、ボーっとテレビを見ていた。
ふと少し寂しくなって、やっぱりいつもと一緒だな、なんて思った。
長谷川さんが部屋に来ない日は、いつもこうして1人でテレビを見ている。
特に何が見たいなんてないけれど、静かな部屋が嫌で、テレビをつけっぱなしにしている。
ホント、私って何してんだろ?なんて考えながらため息をついた時、
「何浸ってんの?」
と、声がした。
北斗と海くんは昼頃出て行ったきり戻って来ていない。
リビングのソファーに座って、ボーっとテレビを見ていた。
ふと少し寂しくなって、やっぱりいつもと一緒だな、なんて思った。
長谷川さんが部屋に来ない日は、いつもこうして1人でテレビを見ている。
特に何が見たいなんてないけれど、静かな部屋が嫌で、テレビをつけっぱなしにしている。
ホント、私って何してんだろ?なんて考えながらため息をついた時、
「何浸ってんの?」
と、声がした。