夏色の恋【完】
「で、どこ行くの?」
「知らねぇ」
「はぁ?女の子とデートする時どこ行くの?」
「そんなことしたことねぇ」
「ホント変な子…」
何も決まらないまま駅に着いて、2人でどこに行こうか悩んでいた。
「私、この辺りに何あるか知らないし…」
「オレも知らねぇよ」
「はぁ?あんた地元でしょ!?」
「地元でも知らねぇんだよ!」
そうやって言い合いしていると駅員さんに声を掛けられて、1つ先の駅を下りてすぐに映画館があると教えてもらった。
そして、
「あんまり姉弟喧嘩しちゃダメだよ」
と笑顔で言われた。
「姉弟に見えるんだね……」
そうやって呟く私に、
「そりゃそうだろ」
と、北斗は笑った。
「知らねぇ」
「はぁ?女の子とデートする時どこ行くの?」
「そんなことしたことねぇ」
「ホント変な子…」
何も決まらないまま駅に着いて、2人でどこに行こうか悩んでいた。
「私、この辺りに何あるか知らないし…」
「オレも知らねぇよ」
「はぁ?あんた地元でしょ!?」
「地元でも知らねぇんだよ!」
そうやって言い合いしていると駅員さんに声を掛けられて、1つ先の駅を下りてすぐに映画館があると教えてもらった。
そして、
「あんまり姉弟喧嘩しちゃダメだよ」
と笑顔で言われた。
「姉弟に見えるんだね……」
そうやって呟く私に、
「そりゃそうだろ」
と、北斗は笑った。