夏色の恋【完】
そして、プリクラの機械の前まで強引に連れて行った。
「キライなんだよ、写真」
「写真じゃない。プリクラ」
「一緒だろ!」
「いいじゃん!」
「ヤダっつってんだろ?」
北斗の腕を掴んだまま、私はしつこく言ってみた。
けど、今朝の手を繋ぐ時みたいに簡単に折れてはくれなかった。
「少しくらいいいじゃん」
「あ?写真に少しも何もねぇだろ。ヤなもんはヤなんだよ」
北斗は自分の腕から私の手を振り払った。
「なんか…、子供みたい」
「何!?」
そう言うと睨むように私を見る。
「ヤダヤダって、子供みたいなんだもん」
私の言葉に、少し悔しそうな顔をして舌打ちすると、
「撮りゃいいんだろ」
と、プリクラの機械の中に入った。
「変な子…」
「あ?いいから早くしろよ!」
北斗がイライラしながら言うので、私はお金を入れて適当にボタンを押した。
「キライなんだよ、写真」
「写真じゃない。プリクラ」
「一緒だろ!」
「いいじゃん!」
「ヤダっつってんだろ?」
北斗の腕を掴んだまま、私はしつこく言ってみた。
けど、今朝の手を繋ぐ時みたいに簡単に折れてはくれなかった。
「少しくらいいいじゃん」
「あ?写真に少しも何もねぇだろ。ヤなもんはヤなんだよ」
北斗は自分の腕から私の手を振り払った。
「なんか…、子供みたい」
「何!?」
そう言うと睨むように私を見る。
「ヤダヤダって、子供みたいなんだもん」
私の言葉に、少し悔しそうな顔をして舌打ちすると、
「撮りゃいいんだろ」
と、プリクラの機械の中に入った。
「変な子…」
「あ?いいから早くしろよ!」
北斗がイライラしながら言うので、私はお金を入れて適当にボタンを押した。