夏色の恋【完】
しばらく3人で立ち話をしていると、男の人が近づいて来て、
「よう!久しぶりだな」
笑顔で北斗に声を掛けた。
「功希さん、お久しぶりです」
「お前、最近見ねぇと思ったら…」
言いながら、北斗の横にいる私に目を移した。
「いい女、連れてんじゃん」
北斗の先輩らしいその人は、私を見てニヤッと笑う。
「こんばんは」
あんまり好きなタイプの人じゃないな、なんて思いながら、一応挨拶しておいた。
「北斗、そろそろチーム入ってやれよ」
「たまにでいいですよ」
「海も寂しいよなぁ」
「そうっスよ」
そんな会話を黙って聞いている私を、チラッと北斗は見て、
「オレら、そろそろ行きますんで…」
と功希という人に、軽く頭を下げた。
「おぉ!またな」
2人と別れて、私達は人混みの中を歩いた。
途中でたこ焼きを食べたり、金魚すくいをしたりして、手を繋ぐのを忘れていた。
打ち上がる花火に見とれて、気づくと北斗とはぐれてしまっていた。
「よう!久しぶりだな」
笑顔で北斗に声を掛けた。
「功希さん、お久しぶりです」
「お前、最近見ねぇと思ったら…」
言いながら、北斗の横にいる私に目を移した。
「いい女、連れてんじゃん」
北斗の先輩らしいその人は、私を見てニヤッと笑う。
「こんばんは」
あんまり好きなタイプの人じゃないな、なんて思いながら、一応挨拶しておいた。
「北斗、そろそろチーム入ってやれよ」
「たまにでいいですよ」
「海も寂しいよなぁ」
「そうっスよ」
そんな会話を黙って聞いている私を、チラッと北斗は見て、
「オレら、そろそろ行きますんで…」
と功希という人に、軽く頭を下げた。
「おぉ!またな」
2人と別れて、私達は人混みの中を歩いた。
途中でたこ焼きを食べたり、金魚すくいをしたりして、手を繋ぐのを忘れていた。
打ち上がる花火に見とれて、気づくと北斗とはぐれてしまっていた。