夕暮れ

「そんなに心配?もしかしたら、その男と遊んでるだけかもよ?」

昇は不機嫌そうに言う


でも


すぐため息をつき


「心配だよな。何か危ないことに巻き込まれていなけりゃいいけど」


そう言った。




そして

後ろの女子の方を

パッと振り返り見た。


そのまま
そちらを見つめる昇




「昇?どうしたんだ?」



そういった瞬間



俺の耳にも聞こえた。



こそこそ小さい声で話す
後ろの女子の会話。






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