夕暮れ
卑怯者
「猛。ごめん遅れた。」

陽菜は息を切らせてやってきた。

呼び出したのは


あの公園


草むらは、掃除されなくなっていた。


俺は無言で陽菜に近付く。

「猛…」

キスをして
陽菜の言葉をさえぎる。
服に手を忍ばせる。
「ちょっと、こんなところで?」
俺は無言のままスカートに手を入れた。

陽菜は、声を出さないように頑張っていたけれど、すぐに限界がきた。

「あぁ…んぅ」

「嫌ならやめようか?」

俺がそういうと

期待通りの答えを返してきた

「やめないで」

「わかった」


熱く抱き合う俺たちを昇は木陰からみていた。

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