夕暮れ
「おはよう~猛。」

朝から爽やかな笑顔で昇が出てきた。


今ではすっかり
昇と2人で登校するのが、当たり前になった。





「ねみぃ…昇はよく朝からそんなに爽やかでいられるよな。」

横目に昇を見ながら
マフラーにうずくまった


「猛を毎朝独占してるしな」


「…。」


最近アプローチが激しくないか?


昇には、まだ彼女は出来そうになかった。



< 145 / 238 >

この作品をシェア

pagetop