夕暮れ

「今日映画行こうか。」

昇が、クラスの女と話していた。


陽菜はうつむいて動かない。


俺は、陽菜に近付いていった。

「陽菜、今日映画行こうか」




放課後俺たちは映画を観に行った。


元気のない陽菜の手を握りキスをした。

陽菜はキスに答えた。



何度キスをしながら

手で胸を触る。



陽菜がピクリと反応する



俺は耳元で囁く。

「俺たち付き合ってるんだよな?陽菜は俺のこと好きだよな?」


陽菜は、俺のことをジッと見つめた。


「うん。」

つぶやくように返事をした。


陽菜。
ごめん…
こうなったのは俺のせいなんだ。

でも
陽菜は、渡さない。


奪ってみせるよ。


< 16 / 238 >

この作品をシェア

pagetop