夕暮れ
バン!

昇は勢いよく扉を開けた。


「きゃぁ…ん…モガ…」
声をあげそうになった女の子の口を塞いだような様子だった。



何か話している。

聞こえないなぁ…


もしかしたら、相手が昇の好きな女の子だったとか?


そうなら気になるなぁ…


そっと近付いたら大丈夫かなぁ?
覗くなんて悪いことだけど。
資料室に用事あるし…


昇の好きな女の子一度みとかないとあきらめられないし。


色々理由を探しながらそっと資料室に近付く。
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