夕暮れ
「もう死ぬから!」

中野の体が窓の外へと傾く。

「まて!」

昇が中野の手を掴む
中野の体は再び教室に戻った。
2人は床に思いっきり落ちた。


先生達が走って近づく


その時

パンっ

と鋭い音がした。


昇が中野に平手打ちを食らわした。

慌てて止めに入る先生達


「簡単にこんなことするな!飛び降りたら下手したら死ぬんだぞ!ふざけんな!」

昇は先生に押さえ付けられながら叫んだ。



一瞬教室はシ~ンと静かになった。

しかし、中野がすぐ泣き出したので、すぐまたザワザワしだした。
< 91 / 238 >

この作品をシェア

pagetop