夕暮れ
「…じゃあ…居ろよ。」
半ば呆れて言う昇

ベットに座り、髪をかき上げながら言う

「俺…また女嫌いになりそう。」

「それ困る。」

「猛…即答しすぎ。」

そう言いながら笑う昇。

女たちは昇の綺麗な顔立ちに惚れる。
昇は俺みたいに騒がしいタイプじゃないからだ。

でも

昇の本当の魅力は優しさのにじみ出る笑顔

昇の笑顔はホッとする。


「笑ってろよ。昇はその方がいいよ。」

俺は昇を見つめた。
そして思った。

「陽菜は…どんな昇が好きだったんだろう。」


俺がつぶやくと
少し首をかしげてニヤリとして昇がかえす。

「試してみるか?」



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