夕暮れ
おばちゃんが出て行くと
昇が俺に後ろから抱き付いてきた。




「停学の間…猛は毎日来るの?」


「うん…一応」


「じゃあ泊まれば?」




「いや…やめとく」




「泊まれよ」



「つうか…放せよ」




「俺彼女つくらないよ?」



「…」



「黙るな」





そういって笑う。







ほら。

こうして笑いあってると



俺たち…




やっぱ親友じゃん?


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