僕のお姉ちゃん
リビング、キッチン、トイレ、風呂場、クロゼット……いたるところを探しても、春、そして、悪魔のような声の持ち主の姿は、見えなかった。
「……ここ、で、最後……」
最後の最後に、春の部屋に来た。
すがる思いで、ドアノブをつかみ、開ける。
息が、止まるかと思った。
「はっ……る……」
開けた瞬間目に入ったのは、鮮やかな血。
「うそだろ……?」
そして、ぐったりとした春。
「なんっ、で……!」
服は引きちぎられ、下着も役目を果たしていない。
よく似合っていたショートの髪の毛は、長さがバラバラ。
顔は赤く腫れて、涙の跡が痛々しい。
……腹部からは、大量の出血。
「……ここ、で、最後……」
最後の最後に、春の部屋に来た。
すがる思いで、ドアノブをつかみ、開ける。
息が、止まるかと思った。
「はっ……る……」
開けた瞬間目に入ったのは、鮮やかな血。
「うそだろ……?」
そして、ぐったりとした春。
「なんっ、で……!」
服は引きちぎられ、下着も役目を果たしていない。
よく似合っていたショートの髪の毛は、長さがバラバラ。
顔は赤く腫れて、涙の跡が痛々しい。
……腹部からは、大量の出血。