僕のお姉ちゃん
「あ!もしかしてー……」

「何だよ?」

「彼氏としてほかの男子に取られないか心配なの? かわいいなぁ悠」

「……ありえない。まじで」

「うわ、真顔で否定とかひどっ」



俺たちは一応、付き合いだした。

退院してから、俺から正式に告白して。


今じゃもう……3年になる。


そして、今でも同じ学校に通っているわけで。





「おはよー!」

「お、朝からあついですねぇ」

「なっ……」

「そう? そう見える? 嬉しいんだけど!」

「悠君照れてるの? かわいい」

「かわいくないのであしからず」



まだ1週間くらいしか経ってないのに、新しいクラスに俺たちのことが浸透しちゃっていて……



「私たち、ラブラブだもんね、悠?」



……俺が思うに春が広めたんだな、きっと。
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