【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
あたし達はイスに座った
先生は落ち着いた表情であたしを見る
「菅原さんと桜さんは何でそんな傷だらけなんですか?」
桜は話したくないような表情だった
「桜はしゃべんなくていいよ。あたしが説明する」
「ゴメンなさい」
「いいよ。別に」
桜はちょっと顔色が悪かった
「大ちゃんは分かるかも知んないけど…
どこのチームにも掟があるんだ」
「掟?」
何も分からない先生は不思議そうな顔だ
「うん…チームに入るのは簡単だ。
でも、抜けるためにはしなければいけない事がある」
「それはウチにもあったな」
大ちゃんは人事ではなさそうだ
「それが今回の…怪我との原因」