【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
「先生!?」
その瞬間先生はあたしを抱きしめた
大ちゃんと桜は静かに部屋を出て行った
「…どうして言ってくれなかったんですか?」
先生はあたしの怪我した口元に手を置いた
「…先生に心配をかけたくなかったの」
「心配って…
心配くらいかけてもいいじゃないですか!
私は…あなたの彼氏でしょう?」
「でも…先生は優しい人だから…
ちゃんと決着つけてからにしたかったの」
「…今度からはちゃんと言ってください」
「分かったよ」
「…愛」
「…何?」
「好きですよ」
先生はあたしを優しく包み込んだままあたしの耳元で呟いた
「あたしも大好きだよ」