【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
「どうせクビとか気にしてるんでしょう?」
「…」
「大丈夫ですよ。そうなったら私は家業を継ぎますから」
「家業?」
「はい。実は実家は不動産を開いてるんです」
「え!?」
は…初耳
そういえば五十嵐不動産ってあったな…
「だから大丈夫ですよ」
「大丈夫って…そんな簡単な物じゃないでしょ?」
「平気です」
「平気って…」
「愛、結局どうするんですか?」
「あ…たしは…」
「はい?」
「先生と住みたい」
「はい。一緒に住みましょう」
そういって先生はあたしの頭を撫でてくれた