【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
「先生…結婚って…!」
あたしは車に乗る前に先生を引き止めた
「確かに…結婚は早いと思います。あなたはまだ15歳ですし…
と言いたい所ですが、あなたはもう結婚出来る年になったでしょう?」
「は?」
あたしにはサッパリ意味が分からなかった
先生はポケットから小さな箱を取り出した
「愛、16歳の誕生日おめでとう」
「16歳って…今日何日?」
「9月12日です」
「えーーー!!!」
すっかり忘れてた
「自分の誕生日忘れるなんてバカですね」
「…バカじゃないから」
「ははっ」
そういって先生は笑いながら小さな箱から指輪を取り出した
「愛、私と結婚して下さい」
返事はもちろん決まってる
「うんっ!!」