【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
「げほっ…うっ…」
「大丈夫ですか?愛…」
「保健室行ったら?」
あたしの心配をしているのは美香と歩美だ
「ゴメンゴメン。大丈夫だよ」
その後も何度か具合が悪くなった
でも保健室には行かなかった
その日は何とか過ごせた
はずなのに
「おい!五十嵐」
他の先生の中でも“五十嵐”の名が広まった
もちろん親の離婚という事で。
「何ですか?」
「お前。この資料を理科準備室に置いてきてくれ」
「は…はい」
あたしは今まで悪さをしてきた分少しいい子でいなければならない
だからって何で今日…
具合の悪いあたしは早く帰りたかったが資料を置いて帰ろうとした
教室にカバンを取りに行きあたしは帰ろうとした。
階段を降りるとそこには先生がいた
あたしは先生の所に駆け寄ろうとしたらそこには“香澄”がいた