【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
病室にはあたしと先生、2人だけになった
あ、赤ちゃんもいるから3人だね。
「愛、座ってください」
そういわれたのでベッドに腰をかけた
先生はあたしの手をギュッと握った
「愛…私はどんな病気なんですか?」
「え…?」
先生…分かってるの?
「っていってもカンなんですけど…」
あたしは言葉につまってしまった
だって…
先生の病気の事認めることになっちゃうでしょ?
あたしはね。
先生の病気の事信じたくないよ
「愛?私は大丈夫ですから」
「先生ね、急性白血病なんだって…」
「…そうですか。余命とかもあるんですか?」
「…3ヶ月だって」
あたしはその言葉をいいながら涙を流した
「愛、泣かないでください」
そういってあたしの涙を指でぬぐった